◇あの世の存在
 
 今、改めて輪廻転生について語る時、人は死ぬと肉体は消滅しますが、第七識・第八識は、魂の中に閉じこめられたまま、業の力によって、次の世に引き継がれていきますが、論理的にその過程を考えてみると、まず、生命(魂)の存在ですが、これは、眼には見えない存在で、眼に見えないから存在するとは言えないという論理は、今の時代にはもう通用しませんね。眼に見えなくても存在するものには、電波、素粒子などがあり、これらを物質と見なすか、どうかといった意見もありますが、眼には見えなくても、物質を通りぬけて存在しています。また未知なるものとして反物質なるものもあると言われていますが、この世界も眼に見える世界と眼に見えない世界(あの世)があることを前提として考えてみると、輪廻転生についての理論も成立します。
 
 人は死ぬと、生命(魂)は、眼には見えなくても、この世と異なる次元(あの世)の世界へと移動し、その世界で生きていくことになります。その期間は、それぞれの業の種類によって未定ですが、時が来て、この世の縁ある夫婦の子として投入されて一人の人間として再びこの世に生を受けることになります。また、あの世では、指導霊や守護霊の指導を受けながら霊体として生活を送ることにもなります。
 今日、あの世の存在については、数多くの臨死体験体外離脱 などによって、証明されつつあり、そういう考え方が一般常識的になろうとしています。興味のある方は、評論家立花隆著「臨死体験」等をご参照下さい。
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